とねりの庭

下々ノ者ノ下ノ庭


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カケヒキ

後の火災で引っ越しを余儀なくされるまでの期間を過ごした部室の想いでなど。
高校入学とともに入部したヨット部部室は他のクラブと違い学校の敷地外にあった。部室ではなく「艇庫」。ヨットは「艇」だから。その艇庫というものはバスケットコートほどの敷地面積の倉庫状。二人乗りのヨット8艇を並べて置くことができた。その奥には薄いベニヤ板の壁で仕切られた「男子部室」と「女子部室」があり、その二つの部屋の仕切りも薄いベニヤ板一枚だった。となれば男子がすることは一つで、それは、女子部員を見守るということである。いかにして女子部員に発見されることのない場所に穴を開けるかに心血を注ぐ熱い情熱が男子たちにはあった。
女子よりも早く部室に行き、前日に計画した場所に電動ドリルで穴を穿つ男子と、部室に入るなり「サイテー」と叫びビニールテープで穴を塞ぐ女子。塞がれたビニールテープを細い棒で押し剥がすところをしっかりと見届け、剥がれた瞬間に水鉄砲による反撃をする女子。このように攻防は常に一進一退であったが、今思えば防御がビニールテープというところに、イヤヨイヤヨモスキノウチが有ったのではないかと思うのだが、それは勘違いであろうか。

色とりどりのビニールテープがいくつも貼られた女子部室の壁はとうとう見ず終いだったのが心残りだが、男女の壁を巡る熱い攻防の日々はまだまだブログネタとして私の中に生き続けている。

つづく


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春寒

寒いね。
沿岸特有の「やませ」が気温を下げているんだろな。
そうこうしてるうちに入梅して、あれよあれよと夏が来る。

楽しみだなぁ、夏。
くっそ~、あっちぃなぁもー!って。
日焼け痛って!って。
っんっんっん……んがー!!!ってジョッキ空けたりしたいぞ。

おいコラ夏!!早く来やがって下さい。

蚊はヤだ。


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7年。

いつかどっかで聞いた話。
女性の平均寿命は男性のそれよりおよそ7年(?)長いらしいのだが、それは生理の延べ日数と等しいとか。

毎月めんどいだろうし、付随するいろんな不調を想像すると、そんぐらいの寿命差でよければいくらでもどうぞという気になる。

新しい血を作るには古い血を排出するのが手っ取り早い。
夜の男性諸君。老廃物、出してるかい?


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十六夜

脱いだ服を漁っても見つからないタバコ。
はは~ん、車ん中だろ。知っとるのぜ。
と玄関出たら沈丁花の匂い。
先週よりもずっと強くなってた。

沈丁花の匂いは月に似合う。
これは17歳から思っていたこと。
照れくさいが、恋の匂い。
気持ち悪ぃな、わはははは。

十五夜は満月で、別名「望月」。
そして5月7日の今夜は十六夜。
十六夜は既に望月だったってことで「既望」といい、望みが叶う象徴だという。

この連休、私のささやかな望みは、

ここ”とねりの庭”で毎日ボヤけますように、だった。
半ば意地だったけど、なんとか望みは叶った。

あの17歳のときに見上げた十六夜に望みがあったかは忘れた。

この連休の望みはふたつ叶えられたから上出来。
さ、平日に戻った最初の日まで続いたぞ、小難しげなボヤき。

こんな庭だけど、とねりの独り言なんか左に流して、
楽に好きなこと話していきなよ。
庭門は開けっぱなしだからさ。


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対峙

[ 01-灰汁 ]
かといって、誰にも見られず終わるのは。

[ 02-蒲公英 ]
あやぶみながらも、そこにありつづける。

[ 03-桔梗 ]
やがて来るその日のために。

[ 04-萌葱 ]
順序立てることなく、居ること。

ニソップ物語 3
「対峙」
2012年5月6日
工藤歩