とねりの庭

下々ノ者ノ下ノ庭


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写真で一言。

といっても師匠や大仏とは無関係です。悪しからず。

シンガーソングライターが、画家が、詩人がそうするように、ぼくは写真でなにかを伝えられたらと思っている。
「写真で伝える一言。」
大抵はぼくが語らせるけど、たまに写真が勝手に語りだすことがある。
この写真はそのパターン。

写真が一言申し上げております。

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聞こえましたか?


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ぼくは粒あんです。断然。

数週間前から楽しみにしていた横尾忠則ポスター展。
26日の土曜日には氏の講演会もあり、それの聴講もまた心待ちにしていた。
しかしその期待は一週間前についえた。
もともと土日など休める仕事でもないので、いつものごとくあわい夢で終わっただけ、とさっさと諦めることにしたのだった。
するとどうだろう。なんと数日前に日曜の仕事が流れ、予定の翌日27日の横尾忠則と天野祐吉のトークショーに行けることになった。善き哉。

結果から言うと、県立美術館のコーディネータが余計で、それがとても印象深くぼくの中に残ったトークショーだった。ぶすんぶすん。
横尾さんと天野さんが親しいのは以前から知っていた。天野さんが主宰をしていた「広告批評」の表紙を(一時)デザインしていたのは横尾さんだし。一度も買ったことはないが。
あとはアレだ。朝日新聞で連載している「CM天気図」は毎週楽しみにしている。
この日のトークショーでつぶあんかこしあんかの話が出たのだが、これが大いに嬉しかった。きっとファンサービスだったのだろう。
でもそのくらいだな、知ってるといっても。

調べたらまだあったのでリンクしておく。
■山田屋まんじゅう
http://www.rakuten.ne.jp/gold/yamadaya-manju/hyouban/koshiantsubuan.html
■ほぼ日-横尾さんの、街角的公開制作(参考)
http://www.1101.com/cgi-bin/photolive.cgi?p=090123_machikadoteki&dt=20090123151519&ob
■ほぼ日-2013年あんこの旅(参考、というか今日見つけたが最高だった)
http://www.1101.com/anko/2013-01-02.html

横尾忠則ポスター展だというのに天野さんのことしか書いてないや。
まぁ続きはそのうちに。
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やっぱり土曜日の講演会も聴きたかった。


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お月さまがついてくる

近頃、昔のことを思い出すことが多い。
なにがそうさせているのかはわからない。

盛岡市を出たのは日が落ちてからだった。
真っ白な満月を映して妖しく光る真っ黒い路面を見て、もう一時間早く発つべきだったと小さな後悔をした。

それにしてもなんて明るい夜だろうか。
道路も空も眩しく輝いている。
ブレーキを踏まないよう、急なハンドル操作にならないように気をつけつつも、大きく美しい月に目を奪われがちだった。

そういえば子供の頃に思ったものだ。
「月がついてくる」
単純に不思議だった。
そしていつのまにか「月がついてくる」と思わなくなっていた自分に気がついた。
月はあの頃からなにも変わらずついてきていた。
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月の写真を撮るなんてとんでもないほどの危険な道だったことを表す文とは無関係の写真。


1件のコメント

ながめ。

無機質、硬質、シャープ、ソリッド。
子供の頃から贅肉のないカチッとしたアタラシモノが好きだった。

それがいつからだろう、二十代の後半あたりからだろうか、明らかに変化した。
目を奪われるもの、手にとるもの、心惹かれるものなどが変わったのだ。
ゆがんで、いびつで、遊びがある有機的なデザイン。
それは、やわらかくどこかあたたかい、古いものにありがちな味わいだ。

これはいったいどういうことなのだろう。言ってみれば真逆じゃないか。
好みなどというものはそこまで変わるものなのか。
改めて考え、少し不思議に感じたのだった。

光沢剤など使っていないのに光沢を放つ自分より年上のベンチ。
開くと昔の匂いがする本の粗い紙質と均一ではない印刷。
フィルムやレコードのスクラッチノイズ。
風化し褪色した写真。
老人の皺。

どうしてだろう。
どれもちょっぴり泣きそうになる。

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花の色はうつりにけりな……でもいたづらでもないよなぁと思えるのは歳を重ねたからにほかならない。


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奥歯のカプセルは。

歴史に幕。

そんな言葉で惜しまれるけれど、なににだって終わりはあるもの。
100年なんて星の歴史から見れば一瞬で、40年なんて誤差にもなれない。
一瞬に歴史なんてない。幕なんてない。
終わりになぜもどうしてもない。
終わりがあった。それだけ。
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悲しむことなんてない。