とねりの庭

下々ノ者ノ下ノ庭


7件のコメント

Yと死。

「どちらかが生で、どちらかが死ということはなくて、あるのは死です。どちらにも生はありません。」
Y字路について、横尾忠則さんが。

さらには「死というものは私にとって生活必需品でして」と語った。
死に関するなにかがそばにあると安心するというのがその理由。
Y字路は、分かれ道。
彼にとっての分かれ道は、どっちかはOKでどっちかはNOということではない。
どちらかを選んだという結果があるだけで、行き先はどっちも死なのだそうだ。

なぜ横尾さんは死を描くのか。
それは、死というモチーフなりが好きなのではなく、死を身近に置いておくことで、生きていることを実感するため。
つまりはY字路に描く(写真であっても)のは死だが、表現しているのは「生」そのものなのだ。

「絵を描くときはできるだけ言葉を捨てます。左脳を排除します。言葉が表現を制限するからです。」
~横尾忠則・天野祐吉トークショー/岩手県立美術館~
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死を漂わせない宮古Y字路