とねりの庭

下々ノ者ノ下ノ庭

Yと死。

7件のコメント

「どちらかが生で、どちらかが死ということはなくて、あるのは死です。どちらにも生はありません。」
Y字路について、横尾忠則さんが。

さらには「死というものは私にとって生活必需品でして」と語った。
死に関するなにかがそばにあると安心するというのがその理由。
Y字路は、分かれ道。
彼にとっての分かれ道は、どっちかはOKでどっちかはNOということではない。
どちらかを選んだという結果があるだけで、行き先はどっちも死なのだそうだ。

なぜ横尾さんは死を描くのか。
それは、死というモチーフなりが好きなのではなく、死を身近に置いておくことで、生きていることを実感するため。
つまりはY字路に描く(写真であっても)のは死だが、表現しているのは「生」そのものなのだ。

「絵を描くときはできるだけ言葉を捨てます。左脳を排除します。言葉が表現を制限するからです。」
~横尾忠則・天野祐吉トークショー/岩手県立美術館~
niso_7031
死を漂わせない宮古Y字路

作成者: にそ丸

■東京から一番時間距離のあるまち、岩手県宮古市のとある庭から見える田舎の風景を。

Yと死。」への7件のフィードバック

  1. 私は土曜日のトークショーを見ましたが、聞き手が美術館の人だったせいか、こんな深い話までいかなかったですねー。Yジロは自分も探してみようかと思ったり。最近FBでお見かけしないので来ました

    • 土曜行けた人いた!羨ましい!!
      その日も美術館の人がいたのかー。って同じ人かは分からないけど勝手に同情してみる。そんでも目の前にナマ横尾さんが居るってだけで、単純に心拍数上がったよぼかぁ。
      横尾さんって死生観を身近に置いておく人なんだと思う。2/4の日記でも書いてるし。
      http://www.tadanoriyokoo.com/vision/index.html

      近いうちに画家たるぺこさんの話も聴かせてくださいね。雑談以上談義未満飲みを深夜にならないうちに帰ること前提で(笑

      • 自慢ですがトークショーは最前列ど真ん中に座ってしまいました。聞き手は大事ですねー。日曜日もアレだったんでしょうか。日曜日はサネバネの粂川くんも行ってたのかな。FBだけで彼とは話したことまだないんですけど。
        写植+版下+色指定の60~70年代はとにかく圧巻!オリジナルはこれなんだなあとただただ口開けてました。

        なんか飲み会食事会があったら声かけてください。こういう話できる人誰もいないんです!(切実

    • 最前列ど真ん中て!刺そうと思えば刺せる距離だね。
      日曜は立ち見が70人くらいの客入りの中で5列目に座れたけど、人の頭でよく見えなかったんだ。だから最前列はすごくナイスだし、うらやましいわー。
      ちなみに、知り合いいるかなぁとキョロキョロしたけど、粂川くんはおろか見知った顔はひとつもなかった(気付けなかった)のでした。

      そう、60~70年代の原稿ね。横尾さんたらしめる作品(ポスターは作品ではないらしいけど)の原稿!あの緻密さと生々しさたるや!! ガラス越しに感じた感覚は……なんだろう。宇宙とかなんかそんな感じだった。
      それ以外にも、もー諸々色々感じまくりだったけど、そもそもあのアナログ感だけで一升瓶空けられる。

  2. この記事を見て、こころ救われるような気がしました。

    先日、肉親の痛みにカメラを向けました。
    そのことの必要をわたしは嫌というほどわかっていたけれど、こころ壊れそうで、大切なものを失っていくようで、意識の下では震えていたのじゃないかと思います。
    救いの道はそこにしか見えなくて、躊躇う余裕さえなく必死だったような気もします。

    芸術でも何でもないわたしの動画ですが、同じようにきっと、必死で生きるいのちを捉えたのだと、そんなふうに思うことができました。

    • このあいだね、ぼくのまちにすごい人が来て。
      年末に「今年の漢字」を書く清水寺の管主さんなんだけど、その管主さんが講話で話してくれたことで、印象に残った言葉があるんだ。

      “死にはせぬ どこえも行かぬ ここに居る たづねはするな ものは言わぬぞ”

      一休さんの言葉なんだって。

      どこにもいかないよ。そばにいるよ。
      なにも言わないけれど、そばにいるから。
      見守っているから。
      悲しまなくてもいいよ。
      そばにいるからね。

      ぼくはそう受け取りました。

      akoさんの胸の痛みはどれほどだろうかと慮ります。
      でもきっとその方はakoさんのそばにいて微笑んでいるんじゃないかなぁ。この子がいてよかった、この子でよかったって。
      残る者のできること。それを一所懸命にすること。
      それは簡単なようでなかなかできないことですから。

      • 温かい言葉・・・ありがとうございます。
        教えてもらった、一休さんの言葉、
        心に刻ませてもらいました

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