とねりの庭

下々ノ者ノ下ノ庭


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脱おりこうさん構図宣言。

ため息の元がぼくの中に生まれていた。それは随分前のこと。
構図のマンネリズム。
これを打破すべく、敢えて日の丸構図に挑戦してみる時もあるのだが、大概はそんなことも忘れ、いつも通りちょい寄せでシャッターを切る。
もう完全に体に染み付いているのだ。センターでロックしたら適当量ずらすという動作が。
持ち帰ったデータを現像しながら、代わり映えのしないいつも通り収まりのいい構図の写真に溜息をつく。
失敗を怖がって及第点を取りに行くようじゃ成長は望めないとわかっているはずなのに。
基本的なおりこうさん構図はもう充分撮ってきたじゃないか。
そろそろぶっ壊してもいい頃なんじゃないか?

その先にあるもんを見てきてからでないと撮れないおりこうさん構図が見たい。
小学生でいうなら、体育以外オール5のなにかと鼻につく少年。天使の輪付きおかっぱ+まじめ眼鏡+真っ白のYシャツ+赤いレジメン蝶ネクタイ+ブレザー+ランドセルで、下は白ハイソックスとローファーのみ。
そんなおりこうさん丸出し写真。
いや、丸出しのおりこうさん写真、か。
いいな、行こうじゃないか。

見てろよ、自分。変わってやるからな。
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とりあえず、来年あたりから始める準備をするか考えてみたらいいかもって思うよって死んだばーちゃんが言ってたような気がする。まだ生きてるけど。


6件のコメント

誇り。

インターハイのヨット競技女子デュエットの部で快挙!
当市の宮古高校が優勝、宮古商業高校が準優勝しました。
金銀を宮古市の公立校だけで獲っちゃうってスゴー!

夕方に凱旋するというので、取材に行ってきました。
優勝の宮古高校は、500人ほどの生徒が正門でお出迎え。
たくさんの歓喜と拍手、笑顔いっぱいの優勝報告でした。
一方の宮古商業は、宮古駅前での報告会。
長距離バスから降り立ち、駅前の広場に移動した選手を出迎えたのは、生徒や父母など200人足らず。それでもあたたかい拍手に涙をこらえられない選手たち。
言葉をつまらせ、涙を拭いながらの準優勝報告に胸が熱くなりました。

両校の様子は違っても、両方とも大いに感動しました。
はじけるほどの元気な笑顔、リミッターなしに喜ぶ姿。
真っ黒に日焼けした頬に輝く涙、仲間どうし抱き合う姿。
おい!おまえら!なんと美しいのですか。

そんなふうにまるで違う雰囲気の両校ですが、共通したことがあります。
それは、どちらも震災を経てマイナスからのスタートだったということと、支援への感謝。

地元宮古市の海でインターハイが行われるはずだった2011年。ヨット本体も艤装品(マストや帆など)はおろか、部室も艇庫もなにもかも全て失ったのがあの年でした。
もともと高校スポーツとしてはとてもお金のかかる競技でもあるので、商業高校にあっては震災前から存続が危ぶまれていたこともあり、震災を機に休部(事実上廃部)になりかけました。
当時は”あの”海に行くことなど誰も考えられず、ましてマリンスポーツをすることなどもってのほか。
親からするとどうでしょうか。余震が頻発し、いつまた津波がおこるかもしれない海に子供を出したいと思うでしょうか。
それでもヨットやりたい!と子供が言ったところで、ヨットもなにもない現実。
そのなにもないところに入部した2011年の新一年生が、この優勝、準優勝した子供たちです。

報告会で代表の選手がまず口にしたこと。それは支援への感謝でした。
個人、企業、団体問わず、全国から寄せられた手厚い支援があって、ヨットをすることができた。そのことへの感謝。そしてその感謝を表すには結果を残すことが一番。支援を頂いた方々に、感謝と報告をしたい──。
かたや輝く笑顔、かたや涙顔で語るのは、同じ思いでした。

それにしてもだ、支援にこたえるためにも勝つ!って、そうは思っても、なかなか結果は出せないもんだけどなぁ。練習のスタートもものすごく遅れたんだし。
いやはや、たいしたもんですと言うほかないね! 敬服いたします。
やっぱり、「思いは人を動かす」のですな。

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ちなみに、準優勝した宮古商業ヨット部の生徒は、過去記事の写真の上級生たちであり、ぼくの後輩にあたります。
ここぞとばかりにえっへんしてみましたえっへん。全っ然本文と関係のない写真だけどえっへん。だってヨット写真ないんだもんえっへん。