とねりの庭

下々ノ者ノ下ノ庭


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前略、九月様。

夏ラヴァーを公言してはばからないどころか、少しははばかることも覚えなさいと叱られそうなほどしつこく夏だ夏だと言い続けてきた私だが、実は「九月」も相当好きである。
……ああそうか、季節と月を並列させるのはおかしいか。「AKBが好きだと言い続けてきたが、実は大島優子も相当好きである」みたいなもんだもんな、こりゃおかしな日本語だ。

─仕切り直し─

九月は、いい。
まず響きがいい。「くがつ」という音には日本語然とした雅を感じる。キーワードを羅列するなら、楚々、憂、寂といったところか。イメージは細身の和服美人。そう、男ではなく女性でお願いしたい。
次に、気候がいい。全く以てしつこいが、夏は暑いにこしたことはないと思っている。しかしそれはあくまで「夏」限定であって、秋は暑くなくていい。高い空も風も爽やかに澄みわたっていてほしい。旬の味覚は十月に譲るが、減退気味であった食欲を取り戻せるのも、この爽やかな気候のおかげではないだろうか。

さあ褒めましたよ、九月。
こんだけ褒めたので、どうか穏やかでいてください。そして願わくば美しき日本の四季の真髄ともいえる秋という季節をもって、この国に生まれたことを喜べる日々でありますように。
九月様、月が綺麗ですね。
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お知らせ。

本日9月2日月曜日の深夜3時10分(日付上は3日火曜)より朝日系列のチャンネルで放送される「テレメンタリー」は宮古市田老の現状がテーマ。
以下番組HPより。

「“3.11”を忘れない35 失われていく故郷~宮古・田老地区からの報告~」
震災からまもなく2年半。被災地の復興は、遅々として進みません。そんな中、仮設住宅で暮らす漁師・木村作寿郎さんは、遅すぎる町の復興スピードにしびれを切らし、漁師を辞め故郷を去ることを決めます。

一方で、人がいなくなり経営が苦しくても、町に残り再起をかける仮設商店街の店主らがいます。その商店街の箱石英夫理事長は、故郷から人がいなくならないように、新たな営業展開や町づくりについて訴えています。

ここからは私個人の意見です。局や番組の意思・意図ではありません。
「過去何度も津波に遭いながら、また同じ所に住み続け、『また津波が来たので支援をお願いします』って、おかしくないか?」とは私も何度か耳にした言葉です(これについては否定も肯定もしません)。その疑問の明確な答えとは違いますが、少なからず理解の一つには足るかもしれないなと感じながらこの撮影をしてきました。住み続けることと去ること双方の理由。そして一般的に想像されているであろう復興の度合いと被災地の実際の進捗の差が描かれています。
重いテーマですし時間帯が時間帯なので、軽々しくご覧くださいと言い難いのですが、もしもお時間が合いましたならご視聴よろしくお願いします。
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田老、真崎の展望台と三陸の海。