とねりの庭

下々ノ者ノ下ノ庭


6件のコメント

ぶらり大浦 ─後編─

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ぶらり旅の後編です。
この日おじゃましたのは、海が見下ろせる坂の町、山田町大浦。

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取材でおじゃましてー、と書きましたが、それはここ霞露ヶ岳(かろがたけ)神社の例大祭の取材でした。
霞露ヶ岳神社の祭りは、3年に一度しか執り行われないもので、今年は前回の2010年以来の開催でした。
残念ながらその様子は写真に撮っておらずお見せすることはできませんが、少しだけ紹介させてください。

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地元の人はこの祭りを「見物人のいない祭り」と誇らしげに評します。
はじめは意味が分からなかったのですが、私も取材を通して理解することができました。
この人口800人余りの小さな集落は、山田町の中心部から離れています。そして翌週はその中心部の祭りがあります。
広く祭り開催の宣伝をすることもしない大浦へは見物客が来ないのです。

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と、これでは当たり前なだけで、なにも誇れることじゃない? そうですね。
たしかにそれも大きな理由ですが、ことの真相は「この地区の住民全員が参加するから」なのです。
太神楽、神輿、虎舞、さんさ踊り、八木節……あとなんだっけ? とにかく人々は何かに参加しています。
これだけの人数と演目(?)で街全体を練り歩きます。その行列の全長は300メートルほどにも。

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「見る人がいない」と地元の人もいいますが、全くいないかといえばそうではなくて、年老いた大先輩たちや、帰省してきた大浦生まれの若者、純粋な見物客とか、それなりにいます。でも、まつりの最中に家の中にいる人はゼロでしょう。仕事をしている人もいませんし。
けっして閉鎖的とか、秘境の奇祭とか、そういうものではないんだけど、うまい具合に特別感を持った祭り。そう言えるように思います。
次回は2016年開催。またおじゃまできたらいいなあ。

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祭りに関しては以上です。
それにしても出会った人たちみんながみんな素敵な人ばっかりでねぇ。それもあって、また来るぞ欲が強くなったってのはあるな。

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思わず、お久しぶりです! と言いたくなったよ。こちらでもとんと見かけなくなったガラスの浮き玉。
ぼくらは「びん玉」って呼ぶけれど、みんなはどうだろう。

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薪がある風景も貴重なのかな。こちらでは割りと見かけるので、そんなに珍しくはありません。

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右の石垣は手積みだろうかね。大きな地震でも崩れないってんだから大したもんです。

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わかりにくくて恐縮ですが、湧き水というのか井戸というのか、そういうのがありましたもので。

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三陸では有名なサイダーメーカーでございます。

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いい家だ。

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坂の町って、どうしてこうも魅力的なのか。

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こんな雨ドイもとんと見かけなくなったね。

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と思ったら常用通路だったようで。失礼しました。

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ここで落ち着きましたとさ。

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魚籠も画になる港町。ちなみにこのへんでは「ヨゴダ」と呼ばれています。

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とヨゴダの写真を撮って振り返ったら。すんませんおじゃましております。

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すんませんついでにもう一枚失礼します。

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昭和の匂いが残ってるんだよね、そこここに。
その心地よさってそんな探して見つかるものでもないから貴重なんだよ。

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昭和を感じたくなったらまた来ますよ。
どうかずっと残っていて下さい。

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祠の上の椿の実を見ながらお別れです。
以上、2013年初秋の大浦ぶらり旅でした。
長時間お付き合いいただきありがとうございました。