とねりの庭

下々ノ者ノ下ノ庭

ぶらり大浦 ─後編─

6件のコメント

niso13_948
ぶらり旅の後編です。
この日おじゃましたのは、海が見下ろせる坂の町、山田町大浦。

niso13_934
取材でおじゃましてー、と書きましたが、それはここ霞露ヶ岳(かろがたけ)神社の例大祭の取材でした。
霞露ヶ岳神社の祭りは、3年に一度しか執り行われないもので、今年は前回の2010年以来の開催でした。
残念ながらその様子は写真に撮っておらずお見せすることはできませんが、少しだけ紹介させてください。

niso13_930
地元の人はこの祭りを「見物人のいない祭り」と誇らしげに評します。
はじめは意味が分からなかったのですが、私も取材を通して理解することができました。
この人口800人余りの小さな集落は、山田町の中心部から離れています。そして翌週はその中心部の祭りがあります。
広く祭り開催の宣伝をすることもしない大浦へは見物客が来ないのです。

niso13_933
と、これでは当たり前なだけで、なにも誇れることじゃない? そうですね。
たしかにそれも大きな理由ですが、ことの真相は「この地区の住民全員が参加するから」なのです。
太神楽、神輿、虎舞、さんさ踊り、八木節……あとなんだっけ? とにかく人々は何かに参加しています。
これだけの人数と演目(?)で街全体を練り歩きます。その行列の全長は300メートルほどにも。

niso13_931
「見る人がいない」と地元の人もいいますが、全くいないかといえばそうではなくて、年老いた大先輩たちや、帰省してきた大浦生まれの若者、純粋な見物客とか、それなりにいます。でも、まつりの最中に家の中にいる人はゼロでしょう。仕事をしている人もいませんし。
けっして閉鎖的とか、秘境の奇祭とか、そういうものではないんだけど、うまい具合に特別感を持った祭り。そう言えるように思います。
次回は2016年開催。またおじゃまできたらいいなあ。

niso13_932
祭りに関しては以上です。
それにしても出会った人たちみんながみんな素敵な人ばっかりでねぇ。それもあって、また来るぞ欲が強くなったってのはあるな。

niso13_941
思わず、お久しぶりです! と言いたくなったよ。こちらでもとんと見かけなくなったガラスの浮き玉。
ぼくらは「びん玉」って呼ぶけれど、みんなはどうだろう。

niso13_928 niso13_926
薪がある風景も貴重なのかな。こちらでは割りと見かけるので、そんなに珍しくはありません。

niso13_940
右の石垣は手積みだろうかね。大きな地震でも崩れないってんだから大したもんです。

niso13_938
わかりにくくて恐縮ですが、湧き水というのか井戸というのか、そういうのがありましたもので。

niso13_961
三陸では有名なサイダーメーカーでございます。

niso13_955
いい家だ。

niso13_954
坂の町って、どうしてこうも魅力的なのか。

niso13_949
こんな雨ドイもとんと見かけなくなったね。

niso13_950
と思ったら常用通路だったようで。失礼しました。

niso13_947
ここで落ち着きましたとさ。

niso13_952
魚籠も画になる港町。ちなみにこのへんでは「ヨゴダ」と呼ばれています。

niso13_953
とヨゴダの写真を撮って振り返ったら。すんませんおじゃましております。

niso13_951
すんませんついでにもう一枚失礼します。

niso13_946
昭和の匂いが残ってるんだよね、そこここに。
その心地よさってそんな探して見つかるものでもないから貴重なんだよ。

niso13_943
昭和を感じたくなったらまた来ますよ。
どうかずっと残っていて下さい。

niso13_944
祠の上の椿の実を見ながらお別れです。
以上、2013年初秋の大浦ぶらり旅でした。
長時間お付き合いいただきありがとうございました。

作成者: にそ丸

■東京から一番時間距離のあるまち、岩手県宮古市のとある庭から見える田舎の風景を。

ぶらり大浦 ─後編─」への6件のフィードバック

  1. 田舎町っていいなぁー。
    ぶらり旅堪能させてもらいましたぁ!

    わたし小学校のころって、なななーんと!薪をたいて五右衛門風呂に入ったんですよー。
    こたつは掘りごたつに練炭で・・・。
    学校から帰ったら、冬のだれもいない家の中は寒くて、練炭用の火鉢に新聞紙入れて豆炭入れて火をおこして、
    練炭に火がついたら、それをひっくり返して、掘りごたつの中に入れてねー。
    なかなか温まらないから、掘りごたつの中に潜り込んだりしてたなあ。
    考えてみたら、いまの住宅だったら、自殺行為だわ。(^^ゞ
    PCも携帯も当然なくて、TVは白黒で・・・。

    不便なのに、時間はいっぱいあったなあ。

    なーんてことを、思いだしてしまいましたー。
    いくらなんでも、にそ丸さんは、そこまで知らないでしょ?

    • 友達んチで五右衛門風呂に入ったことはあるけど、さすがにそれ以外の経験はないなぁ。もちろん練炭も豆炭も使ったことはあるけども。
      そうだね、時間はいっぱいあったねー。なーんもなかったけど、時間はあった。
      でもさ、便利を知らないもんだから、そんなに不便とは思わなかったような気がするなあ。

  2. 前半、後半とたくさん楽しませて頂きました。
    写真を何度も見て、うーん、懐かしい日本の風景。
    きっと海の香りもするのかな‥‥。

    • 濃厚な海の香りがありましたよ。
      たとえ直接行ったことはなくても、日本人ならそう感じるであろう風景ってありますよね。カレンダーにはならない日本の原風景。
      そんな位置、いただきます(笑)

  3. 昭和サイダー 懐かしいですね!あの喉に痛いくらいの炭酸がシュワシュワで夏はケースごと沢に沈めて冷やしてましたった。

    • そうそう!きっつい炭酸は、子供の喉にも容赦なくてねー。
      妙に写実的な花がらのコップで飲んだなぁ。ラッパ飲みしたかったけどなぁ。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中