とねりの庭

下々ノ者ノ下ノ庭


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よっこいしょーいち。

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退院の希望を申し出た私に、もう少し側にいて欲しいようなことを言う女医。
俺ァ頬に傷(老斑)持つ渡り鳥。止めてくれるなヨ、ハァヨイトコラサと女の手を振り払い、枯葉舞う晩秋の街へまぎれまぎれてチョイトコラサッサノエー。

ご報告が遅れましたが、去る14日に退院していました。
わずか9日間とはいえ、休んだぶんだけ溜まった仕事の処理に追われ、報告が遅くなりました。
なにより、どうしても出張らなければならない仕事のため、早めの退院をしたのはいいけれど、やっぱりだるくて、ブログ更新へのやる気も起きなかったのでした。
本当のところは、入院で身についただらけグセなのかも知れませんけどね。

ようやくだなぁ。昨夜あたりからなんだか元の自分に戻ってきたような感じです。
そんなわけでー、性懲りもなくー、またダラダラとー、この庭でぼんやりと過ごします。
お近くをお通りの際は、どうぞ温かい石を投げるなりして下さい。打ち返しますので。

以上、恥ずかしながら生きながらえて帰ってまいりましたのご報告兼とねりの庭再開のご挨拶でございました。
ご静聴ありがとうございました。
どういたしまして。


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1720(4)

(4)迷わず行けよ行けばわかるさ。

個人病院から県立病院への昇格が決まった。
翌日からの一軍ベンチ入りに下準備なしで臨むのは失礼かと思い、肝炎について色々と調べてみることにした。
結城貢似のかかりつけ医には急性肝炎と脂肪肝、二つの可能性を示唆されたのだが、今回脂肪肝については一切調べなかった。酒も脂肪肝の原因にはなることは知っているが、私の食生活と酒の量が脂肪肝に直結するとは思えなかったからだ。

それにしてもだ、結城先生の気まぐれ(失礼)がなければ、発見はずっと遅れていたことは確実。こういう”たまたま”も含めて「名医」というのかもしれない。
肝臓の病気につきものの黄疸も出ていない初期(きっと)のうちに発見してくれた結城先生、ありがとう。
付け加えるが、彼(とんでもなく大先輩だが)とは長い付き合いであるし、診療以外でもよく話すくらいの関係だ。持つべきは親しくも優秀なかかりつけ医であると言っておこう。

さてせっかくなので、けっこう身近な病気であり、今ちょっとした話題にもなっている肝炎についてポイントを書き出しておくことにする。なお個人の見解がたっぷり含まれていることを予め断っておく。

▼TVCMでもやっているが、定期的に肝炎検査は受けておこう。
沈黙の臓器と言われるように、異常があっても自覚症状はほとんどない。そして痛くなった時は手遅れの場合も多々ある。
AST、ALT、γ-GTPなんかは、普通の健康診断でも必ずと言っていいほど調べられる項目。肝炎検査でなくても定期的な健康診断は受けるべし。

▼急性肝炎に気づくのは、黄疸が出てからが多い。
疲れやすい、だるい、食欲減退。肝炎の始まりはこんな。
そんなのは珍しくもないから、放っときがち。黄疸にでもならないと病院に行こうとは思わないもの。だから検診へ行こう。
参考までに私の場合はー。
やたらと眠いと感じることが多くなったのはここ一週間のこと。これが倦怠感だったらしい。どんだけだるいかというと、プール授業の後の公民の授業くらいだるい。
おしっこの黄色みが濃いーというか茶色っぽいかなぁと思ったのは二日前。これは胆汁流出障害だろう。
食事がいつもの半分しか食べられなくなったのは3,4日前。これまさに食欲減退。
酒を飲むと、30分くらいでふらりとする。なんか変な酔い方? あまりうまいとも感じない。肝臓が元気ではなかったせいだと思われる。
長い付き合いの腰痛がひどくなり、とうとう知り合いの接骨院に通院しはじめたのもだいたい二週間前だった。そして痛むのは右側だけ。ネットで腰痛と肝臓の関係を調べてみたら、末期とか極期とかという文字が出てきた。だからこれは見なかったことにする。

挙げたすべてが「思い返せば」「今思えば」であって、その時はあまり気にもとめなかったことばかりで、腰痛を除けば病院に行こうだなんて思いもしない程度の症状である。
だからしつこく言う。検診行けよ。

▼全ての肝炎は空気感染しない。
肝炎の多くはウイルス性肝炎である。有名な「B型肝炎」「C型肝炎」もウイルス性肝炎。しかし空気感染はしない。くしゃみの飛沫でも感染しない。むやみに怯えたり過剰に防衛しようとするのはナンセンスであるが、不用意に自分以外の血液に触ったりすることは避けよう。

▼劇症肝炎となれば70~80%が死亡するが、その確率は低い。
肝炎ウイルスへの感染が劇症化すると劇症肝炎となるが、数ある肝炎ウイルスの中で比較的劇症化しやすいB型肝炎であっても1%に過ぎない。A型で0.1%、C型からの劇症化はほとんど見られない。

▼急性肝炎はほとんど治る。しかし慢性化させないこと。
まず、肝炎の経過を理解しよう。
急性肝炎→慢性肝炎→肝硬変→肝ガン
全てがこのとおりではないが、大切なのは急性肝炎から先に進行させないこと。理由はふたつ。
ひとつめは、急性肝炎は治りやすく、慢性肝炎はやっかいだということ。
ふたつめは、慢性肝炎になってしまうと、急性肝炎には戻れないということ。
急性肝炎からいきなり肝硬変や肝ガンになることはほとんどないので、急性肝炎のうちにしっかり治療することが大切なのだ。

以上。
急性肝炎は安静と食事で治る。
しかし何度も言うが自分では気づきにくく、発見が遅れがち。70%の肝炎は慢性化してから発見されるというデータもある。
急性肝炎のうちに発見できるように、定期検診なり肝炎検査なりを受けよう。迷う必要はない。

さてさて、直前の記事で「アルコール摂取による急性肝炎だと思った」と書いたのだが、どうもそれは違ったようなのだ。

それは、AST(GOT)とALT(GPT)の割合からの推測。
アルコール性の場合はALT<ASTとなるのだが、私の場合はALT1720に対してAST859と、ALTのほうがASTより倍ほど多い。そしてγ-GTPも859ではあるがまだ三桁。これによりアルコール性とは違うのではないかと考えたのである。
とはいえ、どの数値も笑えるほど高いので、それが果たして当てはまるのかどうかはわからない。

もしもアルコール性でないとなれば、やはりウイルス性だろう。自己免疫性は考えにくいし、アレグラしか飲んでいないのだから薬剤性の肝炎てのも除外でよさそうだからな。

……ん?
ちょっとまてよ。
今常時服薬しているのはたしかにアレグラのみ。だがそういや違うの飲んだな。
そうだ。アレグラを切らして市販薬を買ったのだ。「アレルギール錠」。
飲みだしたのは……たしか、二週間前くらいじゃなかったか。

(5)につづく
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このネタまだ続くのかよーって感じだが、なにせネタがない。
でー、次回からようやく県立病院篇なのだが、すでに十日ほど遅れて記事を書いているため、記憶が曖昧になりつつある。
それでも思い出しながら文字に起こすのは脳トレになるらしいので、それもまたよし。
そんな矢先だが、明日から収監されてきます。当方ガラケーにつき、続きなどは出所してから。
みなさまどうぞお元気で素敵な秋をお過ごしください。
そのためにも検診を。


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1720(3)

(3)夕食ばんざい

CTの登場以前だったなら、こんな簡単な検査ですら、今の何倍もの時間がかかったのだろう。ビートルズとそのファンに感謝しとこうかね。
CTをとった後は、念のためということで血液リバイバル採取。
それにしても病院は「念のため」を使いすぎではないだろうか。知り合いがよく使う一生のお願いよりゃマシだけど。

結果が出るまでの間に上司へ連絡メールをしたが、すっかり覚醒してしまった今じゃ暇つぶしにもならない。こんなことなら小説の一冊も持ってくるんだったなぁと後悔したが、まさかこんなことにーなのだから仕方ねぇかブツブツ。

30分後、結果発表at診察室。
受賞が分かりきった結果発表なんてものには興ざめしかないのだが、まだ何賞なのかという部分でのときめきはある。どうか象印賞あたりでなんとか。

「まずー、念のための血液検査だけど、やはり変わらず、と」
あの一回目の数値が、手違いとか何かの間違いだったとしても、今回は文句を言わず気持よく許そうと思っていたが、その必要はこれで消えた。

「次、CTの結果ね、ココ小結石。で、もにょもにょが石灰化の兆候でー」
この、もにょもにょが聞き取れなかったので、後で聞こうと思ったのだが、続く説明でそれもどっか行った。

「で、肝臓だなー、肝臓。血液検査の数値なー、さっきの1720がALT、ASTが859でγGTPも859とー」
ちと遅ればせながら、頭の中でティンパニロールが鳴り出す。
ドロロロロロロロロ~♪
プレゼンターはフリーダ・ピント!
いよいよ横長封筒からカードが取り出されました!
ダンッっ♪

フリーダ・ピントというよりは、夕食ばんざいの結城貢を大盛りにして天日干ししたようなおじいちゃんがまさに結城貢ばりのダミ声で私に告げる。

「急性肝炎だろう。それか脂肪肝」
「です」ではなく「だろう」とは、なんという斬新な発表だろう。ほらすぐ使いたくなるだろう。

CTを見る限り、どうやら肝臓が腫れているもよう。
そしてそれぞれの数値が表す、肝臓細胞の壊れ具合。これを見ればまぁそういう宣告になることは分かっていた。
実はALTやAST、γGTPあたりは、興味があってちょっと勉強したことがあった。といっても肝臓について調べてみたことがあるって程度だけど。
体脂肪率は20%前後、タニタさんに言わせれば内臓脂肪レベルも少ないはずなので、脂肪肝というのは……肥満と脂肪肝は関係ないのかな、これもあとで調べてみよう。
というかね、酒の常習があるから、結城先生に出された数値を見たときは、素直に酒のせいだなって思った。γが800台でしょ。アルコール摂取による急性肝炎。間違いないね。
後にそれが素人所見だったと判るのだが、この時はそう確信したのだった。

「今からすぐ県立病院行けるか? 電話してやるから行ってな」
そうだった。ここは皮膚科泌尿器科の個人病院。ここで診てやると言われても、ちと困る。
そうこうしているうちに目の前で電話をかけ出す結城貢(大/黒)。「行けるか?」と問うておきながら、NOは言わせてくれないらしい。
むぅ。今日はもう帰りたいのにー、と思ったら、もう県立病院の消化器科は対応できないとのこと。そりゃもう夕方だもの。
そんなわけで翌日朝イチを取り付けられた。もちろん私のスケジュールなど気にされることもなく。
目の前で紹介状を書いてもらい、CTのデータを焼いたCD-ROMと各検査結果の紙などと一緒に封筒へ。
あとで見てみようと思ったが、がっつり糊付けされてしまった。チっ。

診察が終わり、ようやく会計。時刻は軽く5時半を回っていた。
提示された金額ツケ一択。一筆書いて拇印押さされた。これはなかなかの屈辱感。

「本日お薬はでませんので、これで終わりになります」
ちょいマテ。
「あー、アレグラもらわないと困るんですけども……」
疲れきった冴えない顔の40男にそう言われ、なんの罪もない事務ガールは診察室へ。
代わりに出てきた結城先生が言う。
「明日検査だから、今日は飲まないでおいて」
「え?じんましん出たr」
「どうしてもだめだーってときはなんとかすっから。な?」

……たしか今日はアレグラを貰いに来たような気がするんだが。

喩えるなら、なんだ?
履いていたソックスに穴が空いているのを発見した昼下がり、新しいソックスを買うつもりで入った店で欲しくもない靴を勧められて断れず買わされて、ソックスは売ってもらえず。
こんなところか。
なにも喩える必要はないのだけれど。

つか、明日の仕事どうしよ。
外傷もないし、痛くも痒くもないこの状況を上司にどう説明しようか。
肝炎のこと、グーグル先生に教えてもらわにゃなぁ。
なんかめんどくさいことになっちゃったなー。

(4)へ続く
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なんだか完全に個人の闘病記録になっちゃったなぁ。
なんだかごめんね。

あ! 忘れてた!
パンツはグレー地に黒の花柄がプリントされたボクサータイプでした。