とねりの庭

下々ノ者ノ下ノ庭

1720(4)

18件のコメント

(4)迷わず行けよ行けばわかるさ。

個人病院から県立病院への昇格が決まった。
翌日からの一軍ベンチ入りに下準備なしで臨むのは失礼かと思い、肝炎について色々と調べてみることにした。
結城貢似のかかりつけ医には急性肝炎と脂肪肝、二つの可能性を示唆されたのだが、今回脂肪肝については一切調べなかった。酒も脂肪肝の原因にはなることは知っているが、私の食生活と酒の量が脂肪肝に直結するとは思えなかったからだ。

それにしてもだ、結城先生の気まぐれ(失礼)がなければ、発見はずっと遅れていたことは確実。こういう”たまたま”も含めて「名医」というのかもしれない。
肝臓の病気につきものの黄疸も出ていない初期(きっと)のうちに発見してくれた結城先生、ありがとう。
付け加えるが、彼(とんでもなく大先輩だが)とは長い付き合いであるし、診療以外でもよく話すくらいの関係だ。持つべきは親しくも優秀なかかりつけ医であると言っておこう。

さてせっかくなので、けっこう身近な病気であり、今ちょっとした話題にもなっている肝炎についてポイントを書き出しておくことにする。なお個人の見解がたっぷり含まれていることを予め断っておく。

▼TVCMでもやっているが、定期的に肝炎検査は受けておこう。
沈黙の臓器と言われるように、異常があっても自覚症状はほとんどない。そして痛くなった時は手遅れの場合も多々ある。
AST、ALT、γ-GTPなんかは、普通の健康診断でも必ずと言っていいほど調べられる項目。肝炎検査でなくても定期的な健康診断は受けるべし。

▼急性肝炎に気づくのは、黄疸が出てからが多い。
疲れやすい、だるい、食欲減退。肝炎の始まりはこんな。
そんなのは珍しくもないから、放っときがち。黄疸にでもならないと病院に行こうとは思わないもの。だから検診へ行こう。
参考までに私の場合はー。
やたらと眠いと感じることが多くなったのはここ一週間のこと。これが倦怠感だったらしい。どんだけだるいかというと、プール授業の後の公民の授業くらいだるい。
おしっこの黄色みが濃いーというか茶色っぽいかなぁと思ったのは二日前。これは胆汁流出障害だろう。
食事がいつもの半分しか食べられなくなったのは3,4日前。これまさに食欲減退。
酒を飲むと、30分くらいでふらりとする。なんか変な酔い方? あまりうまいとも感じない。肝臓が元気ではなかったせいだと思われる。
長い付き合いの腰痛がひどくなり、とうとう知り合いの接骨院に通院しはじめたのもだいたい二週間前だった。そして痛むのは右側だけ。ネットで腰痛と肝臓の関係を調べてみたら、末期とか極期とかという文字が出てきた。だからこれは見なかったことにする。

挙げたすべてが「思い返せば」「今思えば」であって、その時はあまり気にもとめなかったことばかりで、腰痛を除けば病院に行こうだなんて思いもしない程度の症状である。
だからしつこく言う。検診行けよ。

▼全ての肝炎は空気感染しない。
肝炎の多くはウイルス性肝炎である。有名な「B型肝炎」「C型肝炎」もウイルス性肝炎。しかし空気感染はしない。くしゃみの飛沫でも感染しない。むやみに怯えたり過剰に防衛しようとするのはナンセンスであるが、不用意に自分以外の血液に触ったりすることは避けよう。

▼劇症肝炎となれば70~80%が死亡するが、その確率は低い。
肝炎ウイルスへの感染が劇症化すると劇症肝炎となるが、数ある肝炎ウイルスの中で比較的劇症化しやすいB型肝炎であっても1%に過ぎない。A型で0.1%、C型からの劇症化はほとんど見られない。

▼急性肝炎はほとんど治る。しかし慢性化させないこと。
まず、肝炎の経過を理解しよう。
急性肝炎→慢性肝炎→肝硬変→肝ガン
全てがこのとおりではないが、大切なのは急性肝炎から先に進行させないこと。理由はふたつ。
ひとつめは、急性肝炎は治りやすく、慢性肝炎はやっかいだということ。
ふたつめは、慢性肝炎になってしまうと、急性肝炎には戻れないということ。
急性肝炎からいきなり肝硬変や肝ガンになることはほとんどないので、急性肝炎のうちにしっかり治療することが大切なのだ。

以上。
急性肝炎は安静と食事で治る。
しかし何度も言うが自分では気づきにくく、発見が遅れがち。70%の肝炎は慢性化してから発見されるというデータもある。
急性肝炎のうちに発見できるように、定期検診なり肝炎検査なりを受けよう。迷う必要はない。

さてさて、直前の記事で「アルコール摂取による急性肝炎だと思った」と書いたのだが、どうもそれは違ったようなのだ。

それは、AST(GOT)とALT(GPT)の割合からの推測。
アルコール性の場合はALT<ASTとなるのだが、私の場合はALT1720に対してAST859と、ALTのほうがASTより倍ほど多い。そしてγ-GTPも859ではあるがまだ三桁。これによりアルコール性とは違うのではないかと考えたのである。
とはいえ、どの数値も笑えるほど高いので、それが果たして当てはまるのかどうかはわからない。

もしもアルコール性でないとなれば、やはりウイルス性だろう。自己免疫性は考えにくいし、アレグラしか飲んでいないのだから薬剤性の肝炎てのも除外でよさそうだからな。

……ん?
ちょっとまてよ。
今常時服薬しているのはたしかにアレグラのみ。だがそういや違うの飲んだな。
そうだ。アレグラを切らして市販薬を買ったのだ。「アレルギール錠」。
飲みだしたのは……たしか、二週間前くらいじゃなかったか。

(5)につづく
niso13_1060
このネタまだ続くのかよーって感じだが、なにせネタがない。
でー、次回からようやく県立病院篇なのだが、すでに十日ほど遅れて記事を書いているため、記憶が曖昧になりつつある。
それでも思い出しながら文字に起こすのは脳トレになるらしいので、それもまたよし。
そんな矢先だが、明日から収監されてきます。当方ガラケーにつき、続きなどは出所してから。
みなさまどうぞお元気で素敵な秋をお過ごしください。
そのためにも検診を。

作成者: にそ丸

■東京から一番時間距離のあるまち、岩手県宮古市のとある庭から見える田舎の風景を。

1720(4)」への18件のフィードバック

  1. ついに明日から監禁生活なのですね。
    もうカバンの中には、花柄のパンツと花柄のパジャマと監禁生活の秋を楽しむ何冊かの本を詰め込、まれましたか?
    焦らずしっかりと療養されて、でも続きを書くのに記憶の定かなうちに、お帰りくださいませね。
    完治の声を聞く日を、こころより祈りお待ちしております!!

    • おかげさまでございました。無事に開放されました。
      完治はいつになることやらって塩梅ですが、まぁぼちぼちとリハビリしていかんとなぁと思っております。

      • おおおおおーーーーーっ!
        久しぶりのにそ丸さんだぁー!!
        おっかえりぃーーー!!
        まってたよぉーーー!
        焦らず慌てずぼちぼちと復帰していってくださいませ!
        まずは、お帰りなさいのおめでとう♪(*^^*)

      • ただいまーのありがとー!
        持ち前のぼんやりに磨きがかかったように思いますが、まぁぼちぼちと行きまさぁ。

  2. 肝臓はわたくしめも痛めつけている自覚があり、他人事とは思えません。くれぐれも、水玉もお忘れなくお持ちになって(^^)/

    • 「沈黙の臓器」というキャッチフレーズに、どこか侍の姿を重ねてしまいます。
      大好きな酒をいつまでもおいしくいただくためにも、寡黙な侍との対話をおすすめします。

  3. 楽しむ内容じゃないけれど、この先どうなるの?と、毎記事楽しみに待っています。
    それにしても早期に見つけてもらって本当に良かったです。かわいいパンツの日に検査で、それも良かったですね。
    「プール授業の後の公民の授業くらいだるい」っていう表現、最高。あの、とろーんととけそうな感覚、果てしなくBoringな公民… 体が覚えていますもんねー。
    健康は幸せの源です。慢性にならないように100%元気になってください!

    • うれしきご感想に小躍りです。
      こうして無事に返信ができている段階で、バッドエンドはないことが知れてしまうわけですが、これからも不必要に執拗なひっぱりだけは忘れずに続けてゆく所存です(そこかよ)。
      そして公民の授業よりはだるくなく、保健の授業ほどドキドキさせない程度で。

  4. 私は20代の頃に急性肝炎やったよ。2週間入院して、点滴以外にすることなし。
    最初の1週間くらいはしんどかったからずっと寝てたけど、あとの1週間はロサンゼルスオリンピック見てた。(爆)
    ベン・ジョンソンがドーピングで捕まったのも、さんまとしのぶが結婚したのもそのあたりだったと思う。

    ってかさぁ~それより気になるのは『アレルギール錠』よ。
    この前買ったじゃん。
    それも息子がじんましんが酷くて、私のアレグラ飲ませてみたけど、あまり効果ないっちゅうんで、こういう時は市販の薬のほうが効果的かも?なんて思ってさ。
    ヤバいじゃん。息子飲んだんかなぁ?大丈夫か??まじで。

    あっ、しっかり治してきてね。報告待ってるよ~イッテラッシャーイ(  ̄▽ ̄ )ノ~~

    • 先輩でしたか!しかも2週間とは、そりゃ大変でしたでしょうに、退屈で(笑)。
      ってかさぁ~、早く教えなきゃなかったじゃん『アレルギール錠』のこと。
      私の場合ですが、アレルギール錠はシロでした。そしてアレグラも。つまり薬剤性ではなかったてこと。
      余計な心配をかけてしまってごめんなさい。
      引き続き用法用量を守ってメディスンライフをごエンジョイ下さい。

      • 三つ指ついて、おかえりなさいませ。

        ワタクシ勘違いしておりました。
        ロサンゼルスオリンピックではなく、ソウルオリンピックでございました。
        ロサンゼルスでは天地神明に誓って10代でした。(爆)そこんとこよろしく。

        あっ、アレルギール錠ですが。。。
        せっかく買ってきたのに、息子は飲んでないらしい。。。ってか、どこやったかわからんとな。
        そら、あの散らかした部屋じゃ行方不明になるわな。。。( ´△`)アァ-

      • 背中のジェットで登場したオリンピックねー、とかは思ったけど、それ以外、いつの頃だったかなんてことまでは考えなかったよ(笑)。
        行方不明の薬は切ないけれど、飲まなくても済んでいたってのはいいことよね。
        賞味期限(?)切れちゃう前に見つけてあげてくださーい。

  5. 収監後はさらに日数が経っているのでにそまるさんの脳トレは相当厳しいものになりそうですね。
    無事の帰還を祈っております!

    • 記憶が薄れてしまう…もう忘れかけてる…。入院中はそればっかり心配してました。
      もう開き直って、こっからはフィクションにしなよ、と先が尖ったしっぽのセクシーガールが耳元でささやいております。
      まぁ焦らずふこふこと続けていきますので、今後ともよろしくっす。

  6. にそ丸殿、無事の帰還おめでとうございます。
    私の蕁麻疹は今年の某シネマリーン館長の祝う会に発症して以来、再発はしていません。
    それ以来というのは祝い事や飲みの席以外の酒は極力控えるようにしてました…
    今ではやはり肝臓かと自分でも納得するくらい調子も良く偶に飲む酒も美味しく頂いております。…と言いつつ最近ではまた、ちょくちょく家で飲み始めてしまいました(笑
    どうぞこれからも無理をせず身体を大事にしてください。

    • じんましん友の会の卒業おめでとうございます。
      再入会がないことを祈ります。

      お気遣いにも感謝。
      酒が飲めるようになったならゼヒご一緒させてくださいねー。

      飛べない豚。新たな楽しみが出来ました。ちょいちょいおじゃまさせていただきます☆

      • 蕁麻疹の卒業はまだ早いかな?(笑)

        文章下手で飽きっぽい私にブログなんて似つかわしくないのですが、ココの時間はゆっくり流れてるのが私好みなのかもしれません。(取り敢えず写真のUPだけですがw)

        更新は適当に。良い(酔い)写真が撮れたらかな?
        どうか、お手柔らかにお願いします。

      • すっごくいいじゃんかー!!って見てるよ!
        ぼくがここでフォローしている中にも、ムダな言葉は使わず、写真が語るにまかせている人もいるんだけど、そこもとっても好きなんだ。
        shinさんとこも同じにおいがする。またひとつ楽しみが増えてうれしいのです。

        ……こういう人がたまにぽろっと書く文章もいいもので(笑)

        てことで、こちらこそこれからもよろしくお願いします。

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