とねりの庭

下々ノ者ノ下ノ庭

餞。

14件のコメント

今夜は記者クラブの送別会でした。
どの社も1~3年ほどで異動して行く一方、転勤のない私にとっての送別会は、ひたすら送り出すだけでして、思えばそれを20年以上続けてきたことになりますが、この今の自分の位置づけは気に入っています。

NHKだけは決まって1年で入れ替わります。さすがに1年だけだと特別な感情も湧きません。
でも4年とか時には5年も当地に居た人が転勤するとなると、やはり寂しさはあります。特に震災時とその後数年を一緒に歩いてきた人には、戦友などという言葉を使いたくなったりします。

今回の主役は、2013年の9月に赴任してきましたので、2年は経っていません。
赴任当初から愚痴っぽくて、カラ文句の多い人でしたが、そこに暗さはなくて、愚痴なのにカラっとしているというのか、つまりは一般的な湿度のある悪口陰口ではなくて、記者なら誰もが感じてはいるけれど言いにくいことをサラっと言えて、罪がない感じのする不思議なキャラクターでした。
そんなこともあってなんだか印象深い人でしたので、短い期間の関係ではありましたが、今夜は少々感傷的になりました。
彼女の洋々たる前途を祈りつつ餞の言葉を述べてきましたが、私などの言葉など要らないほどに、カラッと爽やか且つ堂々と記者人生を歩いてゆくものと思いますし、そうに違いないと信じています。
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余談ですが、当地の特徴として、赴任してきた人は、必ず体重を増やして去っていきます。
それだけ食べ物がうまく、暮らしやすい土地である裏付けなのではないかと思います。
もしもあなたがお勤めの会社の異動候補地に「岩手県宮古市」を見つけたなら、どうぞ安心して挙手してください。
本州最東端の地にてお待ちしております。

作成者: にそ丸

■東京から一番時間距離のあるまち、岩手県宮古市のとある庭から見える田舎の風景を。

餞。」への14件のフィードバック

  1. この写真、とっても素敵。
    シロツメクサとアカツメクサ、むかしむかしのその昔、つないで首飾りなんかにしたっけ。
    いい写真をどうもありがとう :-)

    • うんうんそうでした! 懐かしい思いでですねぇ。
      つられて思い出したのは、摘んでは吸った蜜の味。たまに蟻が入ってたりもしたっけなあ。

  2. 20年以上経っても今の位置付けを気に入っていると言えるのは本当に羨ましい!
    いろんなものに恵まれている環境なんだなと。
    あとにそ丸さんの人柄もあってのその言葉。
    岩手県宮古市ってにそ丸さんみたいな土地なのかな〜。

    • 7年目あたりまでは不満もたっくさん持っていました。こんなクソみたいな会社いつ辞めてやろうかとかしまいにゃ社長Siね(ひどいなあ)とか思ってた。
      社会の仕組みとか、会社経営のなんたるかとか、世の中のことなんかなにひとつわかってないくせに、わかったつもりでいただけのクソガキだったのよねー今思えば。
      少し歳を重ねて、ようやくアホさに気がついたってだけの私とは違って、この土地は掛け値なしに善人ですよ。少々足りないところも含めてね(笑)。

  3. 誰もが体重を増やして去っていく(@_@) 素晴らしいですね~~~。
    記者という厳しい業務をこなしながら、痩せることなくとは、余程食べ物もそうですが精神的にも
    落ちつける土地柄なんでしょうね。
    誰もが感じても言いにくい事をさらっと言う彼女がいなくなると寂しいですね~~~。いやにそ丸さんがいるから
    大丈夫!

    • 食の宝庫であるのは間違いないのですが、都市部のように殺伐とした事件が(あまり)ないというのも要因のひとつかもしれません。
      経済は豊かではないけれど、心の余裕は持てる。田舎のいいところですね。
      記者活動において、みんな仲がいいのはいいことばかりではないので、おかしいところはおかしいと言えるように精進します。

  4. 可愛らしくて、不思議な写真。
    緑に囲まれた草むらの中、この轍はどこにつながっていくのかな?
    いつも記事の内容に情感を添える素敵な写真のセレクトに感動します。

    • この奥は、山。地主さんしか入らないであろう山です。
      きっと探せばもっとあるんだろうけど、こんな田舎でもなかなか無い轍道のお手本的小路でしたよ。

  5. カラッと愚痴が言える人。
    そんな人に、ワタシもなりたい(*^_^*)

    • 嫌味がない人っていますよね。どういう仕組なんだろって不思議に思います。
      でもそれを考えるより、愚痴を言わない人になる方がよっぽど楽だわ~。

  6. 彼女の前途を祈りつつ… というにそ丸さんの温かい思いと眼差しがそのまま伝わってくる一枚ですね♪

    • んまあなんてうれしい! ありがとう。
      とりわけ女性だったから選んだんでしょ、と問われればそうかもしれないけど、旅立つ人を思えばこそのチョイスなのは確かです。
      さあ歩けよ、若者よ!

  7. たのしく拝読しました。

    • ありがとうございます。
      一般的に「排他的」とか「便宜供与」という言葉が似合いがちな記者クラブですが、各広報が未成熟な田舎では有用だと思っています。

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