とねりの庭

下々ノ者ノ下ノ庭

さらば、デスピサロ。

22件のコメント

やっぱり存在価値のないものはあるし、それはやはりない方がいい、というお話。

某所のお手洗へ入りました。温水洗浄機能付きの個室です。
さあさあどれどれ致しましょうか、とフタを開けると同時に、全身に強烈な電撃が走りました。
感覚としては、視界の全てが濃いめの赤みがかったオレンジ色に侵食された感じ。瞬間的にそれに続くディテールが見えます。無数の白いミミズが、オレンジ色の粘液の中で絡み合っています。

と、ここまで書いてみたところ、「フタを開けたら漏電かなにかのせいで感電し、そのせいで幻覚のようなものが見えた」話に読み取れますね。
すみません、そうではなくて、便器の中に実際にあった謎不気味物体と対峙したということで、実際に電撃が走ったのではなくて、理解を超えたものへの遭遇に起因する脳への多大なる衝撃に体がビクッと反応しましたということですすみません。
ところで、マンガなどでショックなことがある時に「ガーン!」など擬音が使われますが、この時私の中では、本当に「ガンッ!」と音が鳴ったように感じましたので、マンガの表現って素晴らしいですね。続きます。

私は、便や血などを見てショックを受ける体質ではありません。細かく言えば、仕事のせいで耐性がついてしまったので、若い頃は苦手でした。ですので今は、「ったく流せよなー」とか「きれいに使えよー」とは思いますが、うわわわわ~となることはありません。が、今回は違います。トイレで起こりうるであろう想像の範疇にはない光景が、目の前に突如現れたので。
おさらいしますと、赤みがかったオレンジ色のドロドロの中にふやけて白くなった無数のミミズ様のものが絡み合っている状態です。

果たして私は、一度閉めた個室の戸の鍵を開けて出ました。やたら長い文章になっていますが、個室に入ってから出るまで10秒も経っていないと思います。
出たところで、あの謎グロ画像が瞼の裏に焼き付いています。さっきは不意打ちだったので強烈な電撃に襲われましたが、そこにあることがわかっているのなら怖くはありません。流さねば。自分があれを流さないと、次の人が目に遭う。皆が耐性持ちではないのだ。なにより、正体を見極めなければ。
使命感4:興味7というまさかの10割超えな心持ちで再び個室に入ります。
フタは開けたままにしていましたので、個室の戸を開けた途端にヤツの姿が見えます。一歩近付きつつも、戸は閉まらないように片足は外のままに観察します。


……
………。

なるほど、パスタでしたか。
ナポリタンというよりは、肉少なめのスパゲティミートソース。油がトイレの水で分離して、オレンジ色が強調されたとかそんなところ。
麺の長さや全体の様子から、吐瀉物ではなく捨てられたものと見て取れました。やれやれと流します。
そして思い出します。個室に入った本当の理由を。

スッキリ。

私は言いたい。
「トイレにパスタを捨ててはいけません」
「用が済んだら流しましょう」
そんなことよりも言いたい。
「便器のフタ、無くしませんか」

にほふボットン便所じゃあるまいし、なにを隠すことがあるのか。
汚れているのを隠す? 隠したところで使うときに開けたら目に入るじゃないか。
だいたい、フタを開けた途端のパスタで電撃くらうのに、もし生首や青白い手などのオバケ的なものがあったらきっと心臓止まっちゃうし、そういうビックリ系は、フタがなけりゃ起こりえないでしょうに。
衛生的にもあのフタを触らせるくらいなら、はじめからない方がいいに決まっているしさ。大型ショッピングセンターなんかのトイレはフタなしも多いし「便器にフタがないとは何事だ!」なんてクレームだってないでしょうきっと。

世の中、ムダなように見えても有用なものはたくさんあります。存在価値のない物のほうが少ない。けどね、便器のフタは要らない。本当に意味が無い。意味が無いどころか、悪の存在。悪意の具現化。悪の権化。悪の化身。デスピサロ。便器のフタはデスピサロ。むしろフタピサロ。
このくらいムダなのです、洋式便所のフタは。
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ホルガレンズ買いました。べ、別にムダ遣いじゃないんだからね!

作成者: にそ丸

■東京から一番時間距離のあるまち、岩手県宮古市のとある庭から見える田舎の風景を。

さらば、デスピサロ。」への22件のフィードバック

  1. 読んでいてドキドキしましたーっ。
    私もあの蓋は公の場所では必要ないと思います。こちらでは公のトイレではないところが多いですよ。

    要らないものといえば、公のトイレでウオッシュ◯ットは必要ないような気がするのだけれど、
    高速道路のパーキングエリアやデパートなどなど、おそらく日本全国合わせたら、すごい数ですよね。
    あれ、使う人いるのかな?数があれば電気代だって無駄だと思うし。

    • 無くて結構ですよねーあんなもんは。なるべくなら触りたくないですもん。
      なのに!なのに!不特定多数が利用するトイレであっても、ウォッシュレットは使いたい派です。
      でも洗った手を乾かすエアドライヤみたいなのは、雑菌の巣窟な気がして使えません。
      これまさに、どないやねん!ですね。

  2. ドキドキしながら読みました、まさかのアレだったとは!
    確かに、フタ、要らないかも。
    フタを開けるヒヤヒヤ感、トラウマになりそうですね。逆に、アレを見たら、食欲減退しそうですね😭

    • フタを開ける時には、必ず「流してないンチがあるかも」と心構えをしています。驚かないために。それでも今回はガンッ!と来ました。
      グロ耐性は強い私です。きっと外科医や介護職の人と変わらないかも。
      でもフタ開けて人の顔があったらダメだと思うわー。

  3. 日本人はカバーが大好きなので文化としてフタは必要不可欠なのかもしれませんね。
    それと同時にフタにもカバー。便座にもカバー。プーさんで揃えたカバー一式でワッショイ!
    昔、黒電話の受話器にカバー、本体にもカバー、ダイヤル部分にはペランとかぶせるフタがありましたしね。
    うちのトイレはずいぶん前にフタを取り外しました。便座カバーももちろんありませんし、なんならトイレマットもスリッパもありません。お掃除ラクチンです。
    しかし、最近のトイレときたら、入室すれば電気はもちろんトイレのフタも自動で開くし、用を足したら勝手に流してもくれますね。
    おかげでうちに遊びに来た義父母はちょくちょく流し忘れてます。(爆)

    • そっかなるほどねー。そういやおふくろもカバー好きだったなぁ。もちろんダイヤルにも受話器にも各リモコンにも。
      フタを取っちゃうたぁ男前!そして旦那さんのご実家は裕福そうだなぁ。そのテの全自動トイレは、よく行く居酒屋(ちょいお高め)にあるわ。自動でフタが開くのは、さわらなくていいのがGood! でも中に幽霊の顔があったらやっぱり困るから、フタ無しでいいやー、と思います。

  4. むーん。なんちゅう許しがたい悪行三昧!退治てくれよう!!
    話はそれますが、トイレの個室のごみ箱に、お菓子とかの食べ物系のごみが入っていることがあって、
    個室の中で食べたのだろうか?と、とーっても気になります。
    長文でした(^_-)

    • うん、退治したい。家庭科で使ってた竹製の30センチ定規で、尻を叩いてやりたい。パチーンッ!って。
      トイレで飲食……ですか。自分は用を足さずに、おとなりからの匂いも来ないのであれば……いや、ないない。
      いろんな人がいるもんですねぇ!

  5. にそ丸さんのお話、大好き。とてもビジュアルで、臨場感(?)たっぷり。
    一度目の「がんっ」にひるむこと無く、再確認に挑んでくださって嬉しいです。じゃなかったらすんごい気になって気になって仕方なかったです。なんだか私もスッキリした気分。ほっ。ナポリタンで良かった。恐ろしい病気で体の中に虫がわいているのが出てきちゃったのかも。。。って、第3段落を読んで思いましたー。あぁ、ドキドキした。

    公共トイレの便座にはカバーはいらないと思うけれど、お家には欲しいな。ときどき蓋をして座ったりするので。あ、↑のMitoさんのお宅の自動でなんでもしてしまうおトイレにはびっくり!そんなものがあるのですか??

    • いえいえ、我が家はいたってシンプルなトイレです。ウォシュレットは後付いたしましたが。。。
      自動でなんでもやっちゃうトイレは義父母のおうちです。
      お店なんかにもありますよ。
      一瞬遅れてフタが開くのでそれとは気づかず、自分で開けようとして手が当たって閉まってを繰り返すという、えーーーい!開くのか閉まるのかはっきりせーーーーいっ!と、かえって二度手間なこともあります。(爆)

      • ぷぷっ。トイレの蓋にそんなややこしいことされたらたまりませんね。ぎりぎりでかけこんで「閉まる開く閉まる…」とやられたら…一大事!

      • たしかに!
        もうもれちゃうっ!ってときにはもどかしいに違いない!

      • 慣れてない人の、全自動トイレあるあるっすね。
        あれ、経年劣化したら悲しい感じになりそう。妄想したら楽しくなってきた☆

      • 横からスンマセン。2、3年前、ドイツから日本を旅した時のこと。築400年という合掌造りの民宿に泊まりました。時差ぼけと疲れでボーッとしたままトイレに入ったら、蓋がいきなり開いてびっくりしたことがあります。歴史ある建物と最新のトイレ、その差が日本の面白さなのかなと思ったりしました。

      • おおぉ! ザ・ニッポンって感じ~!! 面白い面白い☆
        ハイテクあふれる都会で、一本横道に入ると古い建物がある例よりも、楽しい驚きになりそうです。

    • ありがとうございます恐縮です恐縮です恐縮です。読み返すとボロボロでなんだかなぁと思いましたが、私のブログのお客様は、意を汲んで読んでくださる優しい方ばかり。ありがたし!

      第一印象はまさに回虫や寄生虫と、それによっての下血とかーそういうのでした。いずれにしても正体を見定めないとスッキリできませんからね、再突入したのでした。

      フタして座る。なるほどそういう使い方もあるんですね。あの個室が好きな人はかなり多いと聞きますし。
      なんだろ。母体回帰願望が満たされそうな広さというか狭さというか、自宅においても自室とは違う貴重な個室なんでしょうねぇ。
      これからも個室ライフをエンジョイしてくださいね~。

  6. でもねえ、あれ、フタしてながさないと汚物が霧となって小部屋一杯に飛散するらしいよ。
    そういう意味ではフタはあったほうが良いのね。

    • マジっすか……知らぬが仏たぁこのことですね。
      あたしゃ、きちんと全て流れたか、痕跡はないかが気になるので、水流が止まるまで凝視しないわけにはいかない性質なので、まいっちんぐ。

  7. では、目にみえない汚物の霧を浴びてからトイレを出ます?w

  8. 読ませますね、相変わらず。最後まで興味深深でした、吐き気を抑えて。

    • 気持ちの悪い長文をお読み頂きありがとうございました。貴殿がこんな目に遭いませんようお祈りします。くれぐれもフタ開ける際はご油断なきよう。

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